みなさんこんにちは。PIALab.の田中です。
突然ですが、沖縄に来ると、『ゆし豆腐』と『島豆腐』なんて言葉をよく目にしませんか?
どちらも沖縄のお豆腐なんですが、
先日ご紹介したジーマーミ豆腐はこちらは落花生でできたお豆腐でしたよね。(記事はコチラ)
これに対し、『ゆし豆腐』と『島豆腐』は本州の豆腐と同じで大豆で作られているのですが、
この二つは一体どう違うんだ・・・と気になったので牧志公設市場で聞いてみました。
さて、沖縄NO1.の癒し系食材といえばゆし豆腐ですよね!ね!
二日酔い時とかに食べたくなりますよね〜!
ゆし豆腐とは、にがりを入れて固まりはじめた、型に入れる前のふわふわした豆腐のことです。
一般的に、『ゆし豆腐』は沖縄そばに入れて『ゆし豆腐そば』として食べたり、
下図の袋を汁ごとそのまま器に入れて食べる方も多いそう。(薄い塩味)
これに対し、ゆし豆腐を型に入れて固めたものが島豆腐。
『島豆腐』は崩れにくいので、チャンプルーなどに使われたりすることが多いですね。
中にはチャンプルーは島豆腐じゃないと絶対嫌!というこだわりのある方も!
島豆腐を切り分けてるところ。
そんなわけで、
ゆし豆腐と島豆腐の違いは、にがりを入れた後に、固めるか、固めないかの違いでした。
そして本州の豆腐と沖縄の島豆腐の違いは、作り方がちょっと違うんです。
大豆を水に浸けてふやかし、ふやかした大豆と水を入れてすりつぶして呉を作るまでは一緒。
※呉とはおからと豆乳に分ける前のものです。
違うのは、煮るタイミング!!
本土の豆腐が、大豆をすりつぶした呉を煮てから絞るのに対し、沖縄の島豆腐は、呉を絞ってから煮ます。
生のまま絞ると熱に弱い蛋白質が消えないので、
島豆腐の方がより多く蛋白質が含まれているそうですよ。
沖縄では画像のように袋に入れて、温かい状態で販売されているのが昔ながらの光景です。
温かいお豆腐は本州だと規定があって販売できないので、
あったかいお豆腐が食べられるのは沖縄だけ!
ちなみに、「熱い」や「ホカホカ」を沖縄弁ではアチコーコーといいます。
『料理が出来立て』みたいなニュアンスで使われるそう。
牧志公設市場でももちろん購入できますので、
皆さんもぜひアチコーコーな沖縄のお豆腐をお試してみてくださいね!